「インタ−ネットで”りんごと健康”の勉強をしよう」

 

 青森県りんご果樹課から「この5月14日日曜日に”りんごの花を讃える”つどいをやるので、その中で先生に”りんごと健康”のお話をして戴けないでしょうか」と電話があった。

 「りんご課」があったのは承知していたが「りんご果樹課」になったようである。

 「いまさら”りんごと健康”の話でもないでしょう」と考えもしたが、以前福士市長さんの時代にりんご公園で「りんご花祭り」でミスりんごたちと一緒に岩木山をバックに「ミニスピ−チ」をやったことを思い出した。

 また弘前市民会館ができて、こけら落としのように「日本衛生学会」を開催したとき、RABが「りんご祭り」を計画したのでおさえていた会場を分けて差し上げたことも思いだした。

 そして今度は「県」の主催である。

 また弘前市も「りんごにこだわる」というのも金沢市長さんの公約でもある。

 となると出ないわけにはいかない。

 「何故私に」とも思ったが、これを機会に標題のような題にしようと思ったのである。

 「ホ−ムペ−ジ」に全部入れてあるので、この機会にそれで勉強してもらおうと思ったのである。

 クイズ面白ゼミナ−ルのときは2分30秒であったのが、できるだけ短い時間という注文をつけた。

 

司会:それではここで、皆様にあとおひとかたをご紹介させていただきます。

 最近では、県りんご対策協議会でも、「健康果実 青森りんご」というキャッチフレ−ズで、健康イメ−ジを前面に打ち出したPRを行っています。

 この「りんごと健康」についての研究では、日本の医学界では草分け的な存在であります弘前大学名誉教授・医学博士の佐々木直亮先生にお越しいただいております。

 佐々木先生、どうぞ壇上までお願いいたします。

 「りんごと健康」について研究なさろうと思ったきっかけは何でしたか。

佐々木:「脳卒中や高血圧の予防」についての「謎解き」です。

 皆さんご承知のように弘前大学の医学部は青森医専からかぞえて50年以上の歴史がありますが、昭和25年に「弘前医学」が誕生し、多くの先輩達が「りんごと健康」について研究発表をなされています。

 私は昭和29年に弘前大学に参りました。テレビドラマの「いのち」の時代ですが、当時まったくの謎であった「脳卒中」ここでは「あだり」といっていましたが、それがなぜおこるのか全く分からない時代に、その病気の「予防」をめざして研究を始めたわけです。

 たばこが健康に悪いというのはすこしわかりかけていた時代でした。

 この津軽、りんごを生産し、こどものときから「りんご」をたくさん食べている方々が血圧が正常で、若い「あたり」がないことがわかりました。

 一番の問題は「食塩の取りすぎ」だと思いますが、「りんご」がその害をふせいでいるのでないかと考え、学会に報告しました。昭和33年でしたが、りんごが高血圧の予防になるのではないかということで、世界中に知られることになったわけです。

 「りんごと健康」との関わりはまだ分からないことがたくさんあり、現役の方々は今勉強していますが、「健康」とむすびついていることはたしかなようです。

 定年後「りんごと健康」「食塩と健康」「解説現代健康句」をだしましたが、この本を買って戴いてもよいのですが、全部私のホ−ムペ−ジにいれましたので、これで勉強して戴こうというわけです。

 ”直亮”また”naosuke”を入れて検索するとすぐ出てきます。

 「りんごを一日一個を」キャチフレ−ズに毎日を送っていきたいものです。

(20000514)

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