ベドルジフ・スメタナ
Smetana, Bedrich (Friedrich)
チェコ 1824 - 1884
チェコ近代音楽の父。
リトミシュルでビール醸造所を経営していた父から音楽教育を受ける。
6歳でピアノの公開演奏。
ギムナジウムを卒業後、1844年からプラハに移り、ヨゼフ・プロクシュに作曲を師事。レオポルト・トゥーン伯爵家のピアノ教師を務める。
1848年、リストの援助を受け、プラハに音楽学校を設立。これが後にプラハ音楽院となる。この後もリストとの交流に大きく影響される。
1856年、イェーテボリに行き、演奏会で成功を収め、音楽教師としても活躍、「ハーモニー協会」の指導も行った。
1863年、芸術協会内の音楽部会の会長。
1863年〜65年、フラホル合唱協会の指揮者。
1864年〜65年、ナロードニ・リスティ(国民新聞)誌の音楽批評を担当。
1866年、国民劇場でオペラ「売られた花嫁」初演、大成功となる。
1874年、聴覚を失い、劇場の音楽監督を辞任。
同年、連作交響詩「わが祖国 Mein Vaterland」 の第1曲を作曲、1879年に連作が完成。
1881年、国民劇場のこけら落としでオペラ「リブシェ」が初演。
同年、オペラ「売られた花嫁」が100回目の上演、1882年には連作交響詩「わが祖国」初演。
耳の状態とともに精神状態も悪化、1884年、精神病院にて没。
チェコ国民音楽の創始者であり、チェコ独自の様式の確立に貢献した。
代表作:
◆ピアノ
ギャロップ Galopp
ソナタ ト短調
6つのキャラクター・ピース Six morceaux caracteristiques op.1
演奏会用練習曲 Konzert-Etude op.12
◆室内楽
ピアノ三重奏曲 ト短調 op.15
弦楽四重奏曲 ホ短調「わが生涯より」
弦楽四重奏曲 ニ短調
◆交響詩
リチャード3世 Richard III op.11
ヴァレンシュタインの陣営 Wallensteins Lager op.14
連作交響詩「わが祖国 Ma vlast」
◆オペラ
ボヘミアのブランデンブルク人
売られた花嫁
リブシェ
作品:管弦楽曲DB
作品:オペラ名曲辞典
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