男と女の物語(オタク老人のひとりごと23)

 

 毎朝メ−ルを開くと、いわゆる迷惑メ−ルにお目にかかることになる。

 迷惑メ−ルをみて”現代を感じています”と書いたことがあったがここ半年毎日である。

 今日の買い物の安いところはどこかと家内が目をこらしている新聞のチラシとは違って、迷惑メ−ルの内容は”性”と”金もうけ”に関係することばかりだが、今の私には迷惑の話である。

 といっても人生にとって共に大事なテ−マであることに変わりはない。

 生活習慣病という言葉が言われるようになったが、毎日の人々の生活がその人また社会の”健康”に関係があることは否定はされないであろう。「人々と生活と」というテ−マでこの地球上の人々の健康を考えつづけてきた自分にはその思いが強いが、色々の生活に中の”性生活”についてはふれることは出来なかった。

 しかし考えてみると、多くの”神話”また”小説””詩”など、その中に語られてきたものに、”性””男と女の物語”は、数限りなく語られてきたのではないか。

 現代にいたるまでの”ベスト・セラ−”といわれる物には、流行歌にしても小説にしても、どこかに”男と女の物語”が語られている。

 記憶の中にあるものを書き残すとすれば、数かぎりなくあるのだが、紙面をけがすことは遠慮したいと思う。「ストリップ」などいくつかは「衛生の旅」に書いたが。

 ロンドン塔の宝物殿で見た「塩の入れ物」は忘れられない一つだが、同じお城でみた「鉄製の貞操帯」のことは、今日のテ−マに関係のある記憶に残るものであった。

 

 2000年初めに書いたもので未完ではあるが、「男と女の物語」を掲げることにする。

 

広い世界のどこかで 男と女が あったとさ

男は女を 女は男が 好きになったとさ

”恋” という文字を分析すれば いとしいとしといふ心

男は女に 女は男に ”恋心”をもったとさ

男は女をだきしめ 男は体を ふるわせ 男のものを女に

女は男をだきしめ 女は体をふるわせ 男のものをうけとめる 

それだけで 男と女との関係は おわるのさ

それが ”愛” といわれ その結果は ”愛の結晶” といわれるけれど

それが なぜそうなるのかと 男も女も考えたとき 

その神秘さ 不思議さが わかったとき

人は新しい喜びを あるいは悩みを もつことに なるのさ

人だけが その喜びを その悩みを 知ったとき 人はどうするのだろう

男の自分には 男の体と心は 実感できるのだが

女の体は 或る程度わかるのだが 女の心は 分からない

男はその気になれば 女をだくことができるのだが 

その気にならなければ どうにもならない

女はその気になろうとなるまいと うけとめざるを えないのだ

そこに 悲劇が おこることもあるのだ 

そのとき女はどう考えるのだろう

新しい生命に対して 子供に対して

・・・・・・

(丁度そのころ社会でおこったもろもろの出来事を考えているとき書き留めておいたものだと今思う)(20060601)

もとへもどる