11月になって

  

1) 11月4日の午前4時少し前目が覚めて枕元のラジオのスイッチを入れたら、「アメリカの民主党のケリ−候補が共和党のブッシュ候補へ”おめでとう”の敗北を意味する電話をかけた!」のニュ−スが飛び込んできた。

3日一日中大統領選の結果がどうなるものかとテレビをつけはなしで視ていたが、結果は「オハイオ州」の”暫定票”とかいうものにかかっており、副大統領候補がその結果をみなければならないとのスピ−チがあって翌日に持ち越して就寝した翌朝の出来事であった。

4年前のマイヤミの二の前かと思っていたのに、”あざやか”な電話であった。

そのあとのニュ−スで、この出来事を”gracious in defeat”という表現があり、またブッシュの受け答えは”gracious in victory”というのを知った。邦訳のむずかしさを考える言葉ではあるが、こんな表現があるお国がらは羨ましいというのが率直な感想であった。

”殺し合い”のつづく世の中で。

翌日のブッシュのスピ−チでは”アメリカ的民主主義”を世に広めてゆくのが今後の使命であるといっていた。

”アメリカの大統領選 マスメデイヤだけが やけぶとり”

随分お金がうごいたことだろう。メデイヤ側はどちらかというとケリ−にかけていたように受けとられたが。

丁度時期が同じであったが、ジェンキンスさんの軍事法廷の判決が出たと報道された。軽い刑なのか重い刑なのかは、受け取る人によって違うようだ。

2)「解説現代健康句」の中で、”地震かみなり火事エイズ”という”健康句”をつくって書いたとき、エイズ財団で仕事をしていた山形操六君が「それ いただきます!」といったことを思い出す。 

”地震 ・・ ・・ おやじ”が頭にあって創った句であるが、その”おやじ”は父親をいう言葉ではなく、”台風”をいう言葉からでたもので、それを言う言葉が実際あるのだという解説があって、なるほどそうだったのかと納得した。

今年は「自然災害」の当たり年であった。

「落ちないりんご」で名をうった19号台風はこの津軽では記憶にのこる台風であったが、今年の23号の時は約2割の落下があったと報道されたが、次ぎにきた24号は幸いなことに太平洋側にそれてほっとした。

今年の「ふじ」の初競りが”高値”だったとか、「絵柄りんご」にもご祝儀相場がついて”何万円!”とかの値がついたとか。

3)新潟県中越(ちゅうえつ)地震が正式な呼称であるようだが、「越中えっちゅう越後えちご」もあり、「こし」が古い地名であり「こしひかり」の名称になったと読んだこともある

新潟というと色々なことが思い出されるが、昔薬理にいて野球をやった思い出のある二宮和郎先生が開業して、「にしきごい」をかっているとか。地震とともにあれはどうなったとか、「コイウイルス」はどうだとか、前に話題になるごとに頭をかすめる。毎年おくられてくる「ささだんご」と共に。

それにしても地震の「余震」がつづいているようであり、それは「私のあしの痛み」と同様である。「あしの痛み」は日替わりであり、どうにかこらえて我慢している毎日である。

「痛い痛いで まる一年」

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