青森県における健康づくり

 

 青森県における健康づくりということで話せとご指名を受けたわけでございますが、ちょうど昭和29年に弘前へまいりまして約30年近くたってしまいました。先日久しぶりに苫米地先生にお会いしましたら、先生も薄くなりましたね、とこう言われたわけでありますけれど、あっという間の30年たってしまったとこういうわけです。

 大変自然にめぐまれたこの青森、して大変美しい方がおられる青森に来まして、時を過ごしてまいりました。

 たまたま私の専門としておりますのが、医学の中でもいかに、健康に病気にならないでですごすかという、その秘訣を求める学問をやっているということなので、そういう目から見れば、良いところもあるけれど悪い所もある。まあそういうことで気がついたことがございます。 学問的にわかっていることもあるし、わからないところもあります。大学におるものとしては、わからない方を研究していくということで過ごして来たわけです。

 

 三つのホ−ム・乳児死亡率・かちゃ九時運動・未熟児の問題・ばっかり食・シビガッチャキ・あたり・癌・肺癌・寿命・・・たばこの問題

 

 ・・こんなところを前座として青森県の健康づくりといことで、約30年の流れを10分ぐらいの間にお話したというわけです。

 つい先日青森県民の特に男性の平均寿命は日本一悪いとという発表がありました。たしかに計算するとそう出ているのですが、しかし昔にくらべれば非常によくなった。順番でみると他の県より悪いということですが、私は確実によくなってきたものだと理解しているものでして、これからまた先にどういう健康についての問題あるかを、お聞きになりながらが、色々お考えいただければいいということです。

(第21回青森県公衆衛生大会県民健康づくりシンポジウム収録集から.11−15,昭57.11.11.)

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