衛生学教室Newsから

No.35-38 1976 昭和51年

 

1976.1.1. 暗く小雨の正月

 *来年はやめようかと年賀状(20円にあがるし遅配はあるし)

 *新聞紙山とつんでよみくらべ(各社の元旦紙を駅に買いに行く)

 *新聞とテレビですごす寝正月

 1.5. 雨 新年互礼会 本部 臼淵学長挨拶「どうやら平穏にすごすことができた あと2年やることにばったがよろしく 将来の発展にそばえて基礎づくりをやりたい」 乾杯の音頭は本年3月退官予定の佐藤光雄理学部長

 *日航のはつしごとにはハイジャック

 1.9. 第8回青森県公害審査委員会(青森市丸大) 佐々木・臼谷教授も出席

 1.12. 国保保健婦研修会 青森市自治研修所 「保健婦活動の目標のえらび方と実践」 「循環器疾患の疫学と基礎知識 特に患者看護の立場から」蓮沼

 1.13. 学1講義始まる

 1.14. 教授会新年宴会(賞華園)

 1.15. 「夜北溟寮敷地内で弘前署の捜査用車が学生に取り囲まれ武装警官が出動して4時間後にようやく救出すろという騒ぎがあった」(陸奥新報下山記者による)

 1.16. 臨時評議会 

 「医学部30周年記念行事」打ち合わせ

 佐々木教授衛生学会幹事会(京都)のため出張

 1.17. 大阪市立環境科学研究所(所長大和田市大教授)大阪市環境汚染監視センタ−見学(佐々木教授)

 日本衛生学会幹事会 (新幹事会では新幹事長互選をし藤原京大教授に再任願うことになる スキヤキ懇親会(京都市芝蘭会館)

 1.20. 寒波襲来 

 1.21. 医学部三十年史初校でる

 1.22. 第11回青森県環境保健部職員研究発表会 青森市火災共済会館 佐々木・武田・福士・臼谷教授総合意見交換のため 終了後丸大で会食

 弘前大学医療短期大学部第1回研究発表会行われる

 1.27. 合同抄讀会 臼谷「トンネル工事騒音の問題点」 仁平「Barbara et al.;Overweight・・・, Human Biology,45,329,1973.」 ”Ponderal”index 話題となる

 1.30. 弘前大学医学部三十年史第1回刊行会(委員会)同編集委員会mのあと開かれる(入野田教授代表者となる)

 2.1. 弘前市長選挙(夜10時前福士文知氏当選)

 2.4. 第20回栄養指導研修会(主催日本栄養士会秋田県支部) 秋田市協働社大町ビル6階ホ−ル シンポジウム「成人病と秋田県の食生活を考える」 特別講演「塩と高血圧」佐々木

 2.7. 教室新年会 山田先生のお祝いをかねて大鰐不二やホテル

 *Ono film 今日のだしものは脳卒中

 *ナレ−ション・カメラ・音楽の完璧さ

 *まあ先生(山田先生)おひさしぶりだと10年目

 *八千代さんに会えてうれしい10年目 

 *そんな関係はなかったけれど10年目

 *急用ができてホステス(女主人)一人かけ

 *にいさんに(佐藤順先生)婆(バアバア)といわれくだをまき(小春)

 *あの頃は隈部・染谷(共にTBの大先生)来たもんだ(25,6年前のこと高松先生)

 *あの文章(青森医師会報にのった教授の”奥羽本線の記”フロイド流に解釈し(蓮沼先生)

 *近頃は”否”のでることもある教授会(臼谷・佐々木)

 *二次会は橋のたもとのあじゃら山

 *あじゃらから隣のうしおへメタスタ−ゼ

 *教授京都で仕入れた芸を出し

 *手の技で世界の国々かけめぐり

 *ここまでは何分間かと論議をし

 *”ホテル”にて久しぶりに頭痛がし(10年前とちっとも変わらないプロパンスト−ブに便所の練炭コンロでCO中毒?)

 2.9. 青森県高看公衆衛生学生の研究レポ−ト発表会 10題 指導者佐々木教授

 2.10.. 市浦村長(白川治三郎氏)民生課長(高松隆三氏)診療所の医師派遣依頼のため来室(35歳で長野佐久から来た医師が新しい診療所完成を前に岩手県沢内村へ転出のため)

 第10回出血性疾患研究会 弘前キャッスルホテル 3pmから 発表「血圧と脳出血例との関係」0佐々木・蓮沼・山田

 2.12. 日本脳卒中学会理事・幹事会 ホテルニュ−オ−タニ新館5階牡丹の間(大池・佐々木理事・水野幹事ら出席)

 2.13-14. 第1回日本脳卒中学会 東京経団連会館 発表「東北地方農村における脳卒中死亡・発作の実態と生前の血圧との関連」0佐々木・蓮沼・山田

 2.14.夜 鵜飼・高橋両先生と新宿柿伝(京懐石)で ”救急”問題など汽車の時間まで(佐々木・蓮沼)

 2.16. 農山漁村健康調査の未熟児(第二次)調査結果票県より教室へ(木村さん持参)

 高松先生市浦村の件で来室 花田先生看護学校講義の前にたちよる

 岡大衛生(大平教授)より明年度非常勤講師の依頼の要望あり

 2.17. 学生自由研究面接はじまる

 慶大薬理細谷教授学生への特別講義 夕食きみ代で会食する(佐々木)

 2.18. 10am学位記授与式 (杉田啓・山田信男先生)

    福士聖治(弘前大理昭51.3.月卒業予定)3.16.日付助手に採用教授会通過

 2.19. 万有製薬岩垂英二専務(教授と幼稚舎同級)と東京第二営業所山田耕資氏来室

 弘前医学会例会 遠藤・千葉助教授の例会講座あり

 2.22. 夕方から雨になる

 午後9時すぎ元一内助教授山口保先生急逝

 2.23. 小野チエさんハワイ旅行の写真を持参”何もとれなかったの”

 2.25. 福士聖治君健康診断

 山口先生のお通夜大鰐中央公民館で行われる 「若き君の慰霊香にけぶりて」「急逝のわけは医学のなきどころ」(心筋梗塞と新聞には報ぜられたが病理解剖上は所見はなかったという ああいうのを急性心不全というのでしょうかね(吉田教授談)

 2.26. 浪岡町立病院事務長古川義巳氏町の保健活動の件で相談にみえる

 臨時緊急評議会(警察の寮現地検証立ち入りについて)

 2.27. 快晴春のような日つづく

 2.28. 厚生省班会議(班長伊藤良雄東大教授) 東大赤門学士会館 佐々木出席 夕刻新高円寺日本アイセンタ−(福士正典先生)見学

 3.3. 学1衛生学学年末筆記試験

 3.4. 東奥日報掲載の「いわゆる難病」打ち合わせ

 3.5. 教員選考規則改革作成委員会(委員長品川教授 委員に佐々木、蓮沼出席)の案ようやく出来上がり17日の教授会に出すことになる

 3.12. 厚生省班会議「小児疾患動脈硬化の小児期の予防研究班」(班長熊谷通夫先生) 東京慶大医北里図書館第1会議室 佐々木出席

 3.15. 昭和50年度弘前大学卒業式並びに弘前大学医療技術短期大学部修了式 市民会館 学長「欧米のまねでなく日本独自のものを」 学部長「めずらしく調子がでて税金のおかげからファウストの話までの長談義になる」 3時から弘前キャッスルホテルにて謝恩パ−テイ− 品川教授のスライド上映あり 3組みにわけて写真撮影を行う

 3.16. 福士聖治助手初出勤

 東奥日報朝刊に「県病首脳陣に新時代 院長は弘大から」との記事でる

 3.17. 教授会 「県病人事については指名があったとのこと」 

 全日空スト 教授東医体スキ−(北海道富良野北の峰)へ出張21日まで

 「ストストを気にしながらスキ−行(真夜中の連絡船は普通どおりうごく) 「北の峰吹雪の中に花が咲き(女子大回転で加賀さん(学3)優勝する)」

 3.21. 山田先生第4回医療功労賞(読売新聞社主催)の受賞者に選ばれたと新聞にでる「村民の健康を守り続けて29年」

 3.24. 直記式電磁オッシログラフ(666,000円)入る

 3.26. 県成人病予防協会理事評議員会(佐々木理事、高松・仁平評議員ら出席)吉田教授常任理事になる

 県高看公衆衛生看護学部昭和51年度教育計画打ち合わせ会(青森市永らく)佐々木・福士ら出席 懇談会あり

 臨時教授会(県病院長に粟田口教授を推薦する件)

 3.27. 金屋血圧調査(佐々木・蓮沼・竹森・福士) 自動血圧計の検討を行うために計画したもの 同時に皮厚計(Harpenden とKeysの方式)の比較検討を行う

 3.28. 岐阜長良川ホテルにて第8回世界心臓学会の運営委員会 学術委員会開かれる 佐々木教授空路出席

 3.30. 国鉄スト 寒波襲来 春は遠のく 尾上町健康会議 尾上町役場大会議室 特別講演「脳卒中について」蓮沼助教授

No.36

1976.4.1. 退官される方 移動される方多し 小宮山先生退官など

 4.9. 朝日新聞記者森暁雄氏取材のため来室 話題”食塩と高血圧”

 4.10. 学1進学式 大池医学部長「医師としての心がけ」をのべる

 4.12. 学2福士襄教授講義 排水処理施設試運転 未熟児調査(昭50)の集計結果タイプほぼ出来上がる

 4.15. 入学式

 4.16. 養護教諭養成所の改組として教育学部の養護教諭養成課程(4年)への移行についての答申案できる 

 4.21. 国鉄ストの為予定されていた西目村から人みえず

 4.22. 弘前公園さくら祭りはじまる

 4.23. 山田先生第4回医療功労賞(読売新聞主催 東京日比谷公会堂)厚生大臣表彰「旧制高校時代をすごし 先妻の故郷でもあるこの地にすこしでも奉仕できたからと思って続けてきただけ このような賞をいただけるなんて夢にも思っていませんでした 30年間の僻地医師生活は 正直いって疲れましたがやめろというまで続けます」

 4.24. 医学部三十年史校了 印刷に入る

 昭和51年度夏期保健活動中央打合会 青森市自治会館 佐々木・蓮沼出席 参加市町村に八戸市、横浜町、川内町、三厩村、下田町 佐々木教授の司会の下に午前中市町村との打ち合わせ 午後参加学生との打ち合わせを行う 市町村側「学生はきめつけては困ります」 学生側「こうやらせてほしいものだとの提言を」

 4.30. 合同抄讀会 木村スサ「青森県衛生教育の推移からその特徴を考える」 西山「Upper Arm Anthropometric Indicator」 小野「Ono film」

 教室花見の会 福士聖治助手の歓迎会をかねて 中国飯店 会費2000円 教室からの補助を含め一人4000円の料理ごちそうであった 話題:高松先生のマラソン、医師と看護婦の間、等々

 5.10. 未熟児調査結果についての検討会 青森高看にて(秋山課長、鈴木、木村、佐々木、他)

 5.13. 西目村池田課長来室 今年度の血圧調査をとりやめにしたいと (西目”村”の調査くぎりつき)(20年でまとめるか ”村”でまとめるか考えていたときなので) 西目村斉藤秀三郎・佐藤トキエさん退職とか

 5.17. 保医研の学生について血圧講習会(蓮沼)

 5.18. 日本脳卒中学会理事会・幹事会(佐々木欠、大池、水野教授出席)

 5.25. 日本短波放送(6.7日放送の分)佐々木(高血圧と食塩)録音RAB弘前放送局で

 5.27. 合同抄讀会 木村恒「FDM患者の死因」 福士聖治「Oliver et al:Blood pressure, sodium intake and sodium related hormones in the Yanomamo Indians、 a ”No-salt”culture、Circulation,52,146,1975.」 小野「Ono film脳卒中をおって」

 5.29. 今日出海先生ご夫妻を囲んで夕食 かっぽう中三(学長、市長、大池学部長、泉病院長、佐々木、品川評議員、小野正文教授、事務長、事務局補佐) 話題「翌日の特別講演のエッセンス以外は津軽の女としての母の話」

 5.30. 医学部30周年記念式典 医学部30年史刊行記念式典 市民会館 大池医学部長式辞 30年史編集委員長(佐藤名誉教授代理医入野田教授) 感謝状贈呈 来賓祝辞 記念合唱(弘前メンエルコ−ル) 記念講演「東西談話」今日出海先生 「日本人の血が皆同じとは外国ではわからない」「communismを共産と訳した人がわからない」「日本に”共産”があるとは思えない」「日本人が自由になり皆同じになるとはわからない(街なみ、服装、新聞など)」「土手町も東京の場末の街になり」「横浜に会社が先にきて会社という言葉が生まれた」「津軽では靴のことを”けり”といい」「文化は地方から津軽から」

 十和田市長選挙(中村13877、川村13786)

 5.31. 第6回医学部ゴルフコンペ (太平洋クラブむつ椿) 目時先生(2内)優勝、佐々木教授53,54,HD26,NET81で5位

 6.2. 学友会主催新入生歓迎会 駅前りんご商協連 大池学部長「6年で国家試験をうけて通ってほしい 専4年の諸君がんばってよ 3年はそろそろがんばろうではないか 自由な発想で自らまなびとろうではないか」 岩淵学務主任「諸兄姉 適任ではないと思うが学務主任を1年間やることになりました」 佐々木「NAGASAKI、 HIROSAKI,SASAKI 学友会もこの2,3年なみにのってきたようでがんばってほしい」 石見「みととせの母校の歴史ここにみてあすへの飛躍誓うわれらかな」 永井「仏の光永のあとをうけついだが鬼手仏心でやりたい」 千葉「世界を相手に骨をうずめよ」 山鳥「初心忘れるべからず 医学生は期待されている」

 6.5. ”みよし”で学1クラスコンパ 佐々木教授よばれる

 6.6. 第60回弘前医学会例会 黒石保健所 川上澄教授「心身症診療の実際」 高屋教授「水俣病とその後」の特別講演あり 医学会規則改正され総会は1回例会は2回となる

 6.7. 日本脳卒中学会理事会の報告(水野教授) 

 日本短波放送”高血圧と食塩”(佐々木) 近藤正二先生NHK文化シリ−ズ「長寿をたずねて」に出演(84歳)(現代の貝原益軒と紹介される)

 6.8. 水曜会 医学部資料室、講師の件

 6.15. ボ−ナス支給

 6.16. 学術会議委員との懇談会 講演会

 6.17. 渡辺定先生(寿命学会会長)(84才)胃癌のため死去

 科研費(試験)「自動血圧測定方法についての検討」183万円通知あり

 6.25. 石田名香雄東北大医学部長後藤由夫教授を東北大への割愛について来学(大池医学部長、佐々木・品川評議員)

 清水寛先生(前東京都保健所長、現実践女子大学公衆衛生学教授)来室 

 6.26. 日循協理事会 福岡市西鉄グランドホテル 佐々木理事出席

 6.27. 第11回日循協総会 福岡市西日本新聞会館16階講堂 会長木村登教授 シンポジウム「脳卒中・心疾患の管理効果」 発表「血圧サ−ベイランスの必要性」佐々木直亮 他に弘前高松夫妻 水野教授「老人ホ−ムにおける循環器疾患に及ぼす生活環境改善の効果」の発表あり

No.37

1976.7.1. 快晴 碇ヶ関黎明郷リハビリテ−ション病院設立10周年記念式典並びに記念講演会(弘前市キャッスルホテル) 記念講演「年寄りの楽しみ」相沢豊三慶大教授(年とればかくありと句にたくし(ささき) 所感竹内俊吉知事「孫はくるよし 帰るもよし」とは同感なり」「大池教授は一大仕事をつくりあげた」との感あり

 7.5. 4年生に対する卒後の各講座のオリエンテ−ションはじまる

 7.10. 第5回東北脳卒中研究懇話会 弘前市医師会館 発表「高血圧外来における血圧管理の問題点 特に血圧の動態と測定誤差について」蓮沼・藤田広(比内町立扇田病院) 

 新衛会 瀬波温泉大観荘(佐々木出席) 44名参加 「わたしみる人(showを) たべる人の会」であった

 7.11-13. 第46回日本衛生学会総会(渡辺厳一会長)開催 新潟大学医学部 教室より佐々木・蓮沼・竹森・福士参加 タウンホテル宿泊 幹事会、教育協議会、夜行形亭(いきなりや)新旧幹事懇親会あり 第2日曜日で休日なのに会長の顔で若手芸者とくに参加

 発表12日「血圧の個人評価−その疫学的なアプロ−チと問題点」蓮沼 「集団検診による人口集団の血圧値の解釈についての問題点」佐々木 

 発表13日「X線マイクロアナライザ−による頭髪試料の外部汚染機構についての研究(第2報)」竹森

 「高橋英次先生日本衛生学会名誉会員になる」「新築のイタリヤ軒で懇親会」「清水彌寿雄先生と会食(割烹金寿)」「雨の中ゴルフをした人(佐々木 紫雲CCで衛生学会懇親ゴルフコンペ藤原先生優勝」「佐渡へわたった人(蓮沼・福士)」「東京へまわった人(竹森)」「梅雨あけの前の低気圧が佐渡沖にある数日」

 7.18-21. 血圧計についての打ち合わせ上京(蓮沼) (植田製作所、鵜飼先生と)

 7.20. 厚生省班会議(熊谷先生) 慶大医学部(蓮沼助教授出席)

 7.21. 厚生省・青森県主催昭和51年度保健婦再教育講習会 青森県八甲荘 特別講演「脳卒中の疫学」佐々木

 7.25. 35.2度 猛暑サンデイ

 7.27. 日本産業衛生学会東北地方会第35回集談会 作並温泉岩松旅館 発表「某事業所における循環器管理検診の問題点 特に血圧測定値の評価と個人指導のあり方」蓮沼 「X線マイクロアナライザ−による頭髪試料の外部汚染機構についての研究」竹森・佐々木

 おわって”みちのく会”と懇親会を一緒に行う 「岩風呂で若きヌ−ドに迎えられ」

 7.28. 第25回東北公衆衛生学会 仙台市宮城県医師会館 発表「高血圧者の血圧管理における問題点」蓮沼 「中学校時代の血圧と成人後の血圧との比較研究」佐々木・武田・福士襄・蓮沼・竹森・仁平・福士聖治

 「名前には地方をとれと瀬木教授」 「第1日目の懇親会に肉あまり(野美学会長の挨拶より)」「連絡の仕方・組織はいつも話題なり(世話人会)」「高橋先生近藤先生を前に米のとりすぎを報告し」「米は何故、その理由をわかりかね(佐々木教授質問す)」「行政の区域と医療圏とはかけはなれ」「ではどうあるべきかと講演し(藤崎教授の特別講演から)」

 7.29. 三沢市淋代平の住友化学工業KK三沢工場(ブレスセイド系防疫薬製造予定)建設環境を松井平八郎建設所長の案内で見学する(佐々木・中村久造) 

 昭和51年度夏期保健活動 下田町特別講演「成人病(脳卒中)の予防について」佐々木 下田町中央公民館 7-9pm 「”たてごと”で町長(種市良平)挨拶する講演会」「間木(まぎ)の人(あたり)まきの話に笑いあり」 終了後中村先生と一杯やる

 7.30. 夏期保健活動 横浜町向平集会場 特別講演「自分たちでできる健康とは」蓮沼

 8.1. 雨で弘前ねぷた1日延期

 8.5. 青森ねぶた・弘前ねぷたNHK-TV放映

 8.6. 住友生命平位勉医務部長来弘 小野先生らと会食 

 *それぞれに記憶の人原爆日(無香子 平位先生) 

 *その中に花の名一つ原爆日(同上)

 *ひいらぎにきえし面影いまもなお(同上)

 *母こいのなみだのあとや鷺草花(柊(ひいらぎ)小野先生)

 *ペンネ−ムの由来も書ける年になり(直亮)

 *たなばたのようにめぐりくる人との話たのしく(直亮)

 8.12. 後藤由夫教授離弘

 8.16. 記念日に世代の違う話合い 昨日終戦記念日 佐々木(大正10年生)蓮沼(昭和10年生)竹森(昭和14年生)福士(昭和28年生)

 8.27. 厚生省柳橋次雄技官来室

 9.2. 狼の森血圧調査1-6pm(佐々木、蓮沼、竹森、福士)自動血圧計による調査および皮厚計テスト *20年たたみの上で一杯

 9.3. 相馬村立五所小学校創立100周年記念式典に際し山田信男先生特別功労者として感謝状を受ける

 昭和51年度弘前大学公開講座五所川原会場 「生活と健康」佐々木

 9.6. 金屋血圧調査9am-4pm (佐々木、蓮沼、竹森、福士) 自動血圧計による調査および皮厚計テスト  *役員になってはじめて受診をし(部落役員交代)

 *政界の揺れる中にすべりこみ(ミグ25)

 9.9. *赤い星又一つきえる秋の空(毛沢東主席死去)

 9.16. 秋田労災病院看護婦研修会 「看護業務と医療事故」蓮沼

 9.23. 第17回母性衛生学会(品川教授会長) 弘前市民会館で開催全国より1500名の若い助産婦保健婦ら集まる 「熱心に勉強する若い人たのもしく」「都会型食っちゃ寝の妊婦力なく」「”肥満新生児”の新語もでる時になり」 夜キャッスルホテルで役員懇親会 臼淵学長、七野環境保健部長、佐々木教授ら出席

 9.24. 群大公衆衛生辻達彦教授1,2年合同講義「公衆道徳の基礎としての学校保健」(人間をうごかすものは何か)(個人に自覚的な動機づけをおこさせるものは何か)(環境汚染をふせぐ行動をおこさせるものは何か)を考える内容であった(次期衛生学会会長の特別講演の先取りか)

 母性衛生学会午後 発表「青森県における未熟児調査について」0木村スサ・成田玉栄・千葉綾子・鈴木治子・秋山有・佐々木直亮  座長講演あり「品川会長の新企画)

 9.25. 第30回東北医師会連合会総会並びに学術大会 (仙台市) 内科・循環器・胸部疾患・結核分科会合同シンポジウム(宮城県医師会館) 「変動する高血圧」司会大池教授 発表「疫学」佐々木・蓮沼 「方法論(多目的自動血圧計による血圧測定方法について)のべ臨床側をあわてさせたと思う」 「仙台はとんぼ帰りする土地になり」

No.38

1976.10.1 県内:みちのく銀行(弘前相互・青和合併)オ−プン 市内:イト−ヨ−カド−弘前店オ−プン *二極化時代への幕開け

 10.2. 第24回東北学校保健学会(世話人代表武田壌寿教授) 弘前大学教育学部207講義室 発表「間接血圧測定法における問題点 特に測定誤差と血圧変動について」蓮沼 特別講演「健康教育の新しい側面を求めて」司会武田 「実感を育てる保健指導」宮城大数見隆生 「学校保健の新しい領域ヘルスカンセリング」山形大杉浦守邦 ”秋晴れの日若き養教多数集まって盛会であった

 10.6. 明年度医事法医学会の講演者として蓮沼助教授へ唄教授から依頼状来る

 相馬村五所小学校で自動血圧計による調査(蓮沼・福士聖治)

 10.7. 特定研究「脳卒中 特に脳梗塞の発症防止対策に関する研究」(班長大池教授 班員佐々木教授ほか)に研究費45.0万円の承認の通知あり

 10.11-12. 第1回アジヤ太平洋高血圧シンポジウム(日本心臓財団主催)東京経団連ホ−ル 発表「Epidemiological studies on hypertension in the northeastern parts of Japan」Sasaki 

参加国「Ausralia、Hong Kong、India、Indonesia、Iran、Iraq、Korea、New Jealand、Pakistan、Philippines、Srilanka、Thailand、The Repablic of China、U.S.A.、Japan、Guest、WHO

「高血圧の疫学的研究は日本が一番進んでいる」 「何故日本をはじめとする東洋では脳卒中で 西洋では心臓病であるのか」

 10.15. 読売新聞記者佐藤誠氏取材のため来室

 10.16. 佐々木教授就任20周年記念祝賀会 割烹中三にて 午後3時から記念祝賀会から

 *記念式結婚式のように迎えられ(小野先生にお迎えを受ける)

 *銀婚式これでごまかすわけではないけれど(丁度25年のようだ)

 *同じ窓に学び学派できあがり

 *多くの人々にたすけられ自らすきな道をあゆみ幸いと

 *なにもかもつつぬけの様子すぐわかり(武田先生の挨拶から)

 *若干の文句の違いはあれど精神は同じ(平位勉先生の記憶の句:戦いにおのれ努めはたしつつ中国の民をにくみしことなし 小野先生の日記にある原作の短歌:みいくさにいでしわれら戦えど中国の民をにくみしことなし)

 *”ちゅうぎ考”書かれた父君健在と(工藤晃先生)

 *色つやの良いのは何のため(川岸先生新婚ほやほや)

 *けんそんにおよぶ仕事のすばらしさ(山田先生のこと)

 *これからに大きく期待(佐藤(順)先生)

 *おやぐまき益々繁盛の由(一戸先生)

 *将来は大きくなるとの期待あり(仁平先生) 

 *夫は先生の私は奥様のフアンです(吉田幸子さん)

 *近頃何となくうれしそうで美しく(小山内さん)

 *じっと聞いていて最後に貴重な一言(竹森先生)

 *血圧計で5年は暮らせる貯金(資料)でき(蓮沼先生)

 *りんごと血圧の研究を教室に入る前にやりとげる(三橋先生)

 *観桜会で洋服をよごした彼がヨット部に入ってこようとは(町田先生) 

 *今後とも年をとらないために勉強を(金屋の小野さん)

 *奥様をみて私もこれから頑張ろう(何を?)(津島先生)

 *気にかかる仕事(論文)あることよくわかり(福士先生)

 *一段と男をあげる津軽衆(佐藤実先生)

 *卒業後毎日消費者にせめられて(小宮山先生)

 *公務にておくれて参加わびながら(木村先生)

 *いにしえのさきもりにもにて20年 あたりのささきみちのくにあり(蓮沼先生の作)

 *わが心おさえにおさえて20年はれて今日こそ色に出し(武田・小野先生の話からの蓮沼先生の作) 

 *内容はすべてテ−プと8ミリに記録され

 *全員で写した記念写真(カラ−)の原盤がとってありますのでご希望の方は蓮沼助教授まで一報を

鵬桜会報に掲載

 10.19. 第84回弘前医学会総会 医学部講堂 発表「血圧情報の客観的表示機構の開発とその応用」蓮沼

 10.22. 第18回日本老年医学会 仙台市宮城県民会館 シンポジウム「脳血管障害をめぐる最近の話題」司会中村隆 発表「日本人の脳卒中の特質−疫学からみた−」佐々木 「”multi-panel方式”のシンポなり(疫学で小町先生と小生を、又内科・外科とペアに討議させる)」 「最近の医療の進歩を聞く会」 「明年の脳卒中の学会を仙台でするか秋田でやるかの話あり」

 青森県国保保健婦研修会 青森市 「高齢化社会に向かっての保健婦活動のあり方」蓮沼

 10.25. 佐々木教授慶大医学部講義 「高血圧の疫学」

 10.27. 第35回日本公衆衛生学会 岐阜市(佐々木・蓮沼・竹森・福士出席) 岐阜会館泊まり 発表「青森県一農村における老人の血圧の実態」佐々木・山田 「多目的全自動血圧計について−血圧情報の客観的収集表示機構とその応用」蓮沼・佐々木・竹森・福士 「青森県の未熟児調査 第3報」秋山・鈴木・木村・成田・千葉・佐々木 

 「秋晴れの日と雨の日と」「脳卒中等循環器関係の演題が多くなった」「高血圧自由集会あり」「しゃぶしゃぶに岐阜の味」「奈良・京都・東京方面へと」

 10.30. 第8回世界心臓学会(WHA)学術委員会 東京丸の内日本工業倶楽部 佐々木出席 「Lectureをする者とSymposiumの司会者を選ぶ」

 10.31. 南塘祭市民大学講座 「脳卒中と高血圧の予防について」(佐々木) 

   *寒々とした講義室でもえて話す2時間

 保医研シンポジウム 医学部会館1階大ホ−ル 「地域保健活動の現状を語る 国保夏期保健活動の問題点とその将来」青山・花田 ・蓮沼・伊藤・木村・坂田の諸先生らと 「忍耐と好意の先輩にめぐまれて」

 11.1. 里に初雪

 11.2. 県未熟児調査報告書(第3報)原稿できる(木村さん持参)

 11.3. ジミ−カ−タ−次期アメリカ大統領に選ばれる *ピ−ナツもところかわれば品かわり(日本では汚職につながり、アメリカでは大統領への道につながる)

 11.6. 第1回厚生省循環器疾患調査研究班(班長伊藤良雄・重松逸造)班会議 東大構内好仁会301号会議室(佐々木・蓮沼出席)

 第1回日循協自動血圧計検討委員会 東大構内好仁会302号会議室(佐々木・蓮沼出席) 「委員会ようやく軌道にのりかかる」

 11.10.天皇陛下在位50年記念式典 閣議決定(51.10.12.)「各省庁においては式典当日国旗を掲揚するとともに 当日の午後は公務に支障のない範囲内において職員が勤務しないことを各省庁の長が認めることができるよう配慮するものとする」

 文部事務次官より国立学校長「貴機関においてもこの趣旨に則し慶祝方ご配慮願います」

 大学事務局長より医学部「通知がありましたのでお知らせします」

 医学部長から講座各位「通知に従い当日の午後の授業は担当者の自主的御判断によって処理いただくことになります」

 医学部「本学部においては来る11月10日(水)の午後は公務に支障のない範囲で勤務しないことにいたしますのでお知らせします なお公務に支障があり当日午後勤務する職員は出勤簿の処理上別紙により医学部庶務課にお知らせ願います」

 弘前胸部疾患談話会(木村医院内)の通知あり

 11.12. Dr.Hohn Eisterhold(Director of International Program The Univ. of Tennessee at Martin)学内見学 昼食会食(ワイン、ス−プ、ステ−キ)

 文部省科学研究費補助申請書出す

 11.13. 昭和51年度夏期保健活動中央反省会 青森市共済会館 佐々木・蓮沼出席 八戸市・横浜町・川内町・三厩村・下田町 佐々木教授司会をする

 「一夏の経験をするために抽選し(保健婦学生)」 「主体性どこでもつかで議論し」「打ち合わせどっちが費用をもってたる」「分類(疾病)が何を意味するかは人により(八戸市)」「もろもろの生活の仕方考える(ハウス病・農民体操・栄養・生活環境等々)」「各戸訪問”いたか”の声で家に入り(横浜町)」「学生の書いた文案は要注意」「3度目ともなればステップアップのあとがみえ(横浜町)」「”ほたて”の最盛期で人は留守(川内町)」「人は何故血圧の治療をやめるのか(川内町)」「お母さんちょっと疲れていませんか(医学生)」「はじめての活動に期待と不安入り交じり(三厩村)」「ご指名の活動立派にまとげあげ(下田町)」「スライドに活動の様子よくわかり(下田町)」「食塩で動脈硬化になるとはいいませぬ(佐々木)」「活動は”たのしく””ためになる”ものでなくてはならぬもの(山上保健所所長)」「保健婦(学生)の感謝のことばがしめくくり」

 夜9.30. 日本短波放送「日本人の食事とカリウム摂取」佐々木

 11.15. 弘前大学医学部循環器同好会 病院5階会議室 4-6pm 主題「高血圧」 講演「高血圧の疫学的研究 最近の話題から」佐々木 「疫学もここ20年かかって市民権」 「20年もとりようによては近頃か」「これからは個人評価の時代なり」

 11.18. 慶應大外山教授弘前着 市内案内

  *あの頃の(35年前兵隊時代の)おもかげ大学の土手にあり

  *このあたりどろんこの道あるきたり

  *東北の兵隊に北支でたすけられ

   夜平野で会食(外山・臼谷・佐々木・蓮沼) 国際的国内的話題あり

 11.19. 外山教授とキャッスルホテルで朝食後公園散策(佐々木)

  1,2年合同講義10-12am 外山敏夫教授「大気汚染の衛生学」

  *10年で(1952-1962)ロンドンのsmog黒から白になり

  *街頭演説ロス(ハンスフィイルド氏写真)では涙が出(弘前でも丁度選挙だが)

  *弘前はCOHbのレベル最低(2%位の)か(たばこをのまなければ)

 11.20. 南江堂から出版予定の「衛生公衆衛生学」(仮)の編集世話人会(東京お茶の水山の上ホテル)藤原・外山・大平・大和田・佐々木・西川・井上・倉恒・佐野・山本(俊)・前田 (渡辺翌日参加・高桑欠) 1-9pm 翌21日9-12amまでと項目と執筆者選びにがんばる 「本書は衛生学公衆衛生学の研究や実務にたずさわる専門家、大学院生等に利用できるような内容を盛り込むが 熱心な医学生にも教科書的な役割を果たせるものとする」

 三沢から空路往復する 「教授連のうごきがわかる三沢空港」

 11.22. 福士襄先生20年勤続の表彰を受ける

 11.24. 耳鼻科後任教授候補者として立木孝小岩大教授選ばれる

 佐々木教授岡山大医学部での講義のために夜行出張

 11.25. 岡山大学医学部衛生学教室(大平教授)訪問 夜魚料理(大平教授・青山助教授らと) 「岡山城に塩蔵をみる」「塩づくり京までみつぎものをし(律令制のもと)」

 松江ツエ子先生(教育学部附属小学校養護教諭)文部大臣から表彰される「11月25日都道府県会館において学校教育の振興、主として児童・生徒の保健指導に際してその功労が顕著である」として表彰される

 11.26 岡山大医学部学生への特別講義「高血圧の疫学」佐々木直亮 午後大平教授と”吉備路”を3時間観光 岡山タクシ−(9000円)ドライブする 「吉備路にて仁徳天皇の恋の旅路をしのびつつ(京から淡路島へ出張するといって当時の黒姫にあいにきた話 −現代に通ず」 夜6-9pm教室の研究室で話題提供「脳卒中・高血圧の疫学研究の最近の話題から」 おわって一同クラブ”New Lawn”へ 教室の正規のル−トとか

 11.30. 日本コ−リン社篠田氏来室 話題(血圧測定の将来の方向について)

 12.4. 保医研追コン かじ町”要” 二次会は予約した店へ

 12.7. 第15回青森県公衆衛生大会青森県地区組織連合会10周年記念大会 青森市農業会館 シンポ」「地域社会の環境衛生問題を考える」福士教授

 12.10. 今村敏東北女子大学長死去 「女子教育にささげた人ゆき今朝の雪」

 午後総合講義(2外科)早期胃癌 「胃癌の疫学」佐々木(10分)

 12.11. 板橋区加賀1丁目10の4工業技術院計量研究所第4計量課長穂坂光司氏を訪問(佐々木)(”血圧計の検定について”の話し合い)

 第2回日循協自動血圧検討委員会 東大好仁会302号室 10時半-5時

 厚生省班会議(根岸小委員長)リスク計算について 5-7pm

 蓮沼助教授・植田製作所・鵜飼氏と研究費打ち合わせ

 12.13. 蓮沼助教授日本医師会副会長松浦氏と会談(医事法学会のことなど)

 12.14. 今村敏先生お通夜

 12.15. 今村敏先生葬式

  学3衛生学単位認定試験

 12.16. 医学部病院合同会議 議題「陸橋その他」 

 日本看護協会青森県支部協議会看護婦部会評議員会、保健婦部会評議員、助産婦部会連絡員との懇談会「医療事故の問題をめぐって」蓮沼 青森県看護会館

 12.17. 小山内清子さんの送別会をかねて教室小忘年会 鉄砲町和風れすとらんと土筆(つくし) (Ono film 試作品供覧)(話題:恩給から風邪薬まで)(流れて行った先の一例:まず誕生日を覚えていてくれる人のいるところ(山ざき)に、美人のママと絵があるMINI Club蜂、最後はドイツ語のしゃべれるママのいる家(漣)(Meine Brust ist gross unglaublich!)

 12.21. たからくじ買い求めて天国へ(1000万円40本の夢売れ出される)

 12.22. 県下一円に停電あり 

  *喪中挨拶のくること多き年になり

 12.23. 三木退陣福田総裁決定

 12.24. 水曜会忘年会 平野 会費5000円 山本名誉教授「医学部も地域の医療のことを考えなくては」 照井名誉教授「よんで声をかけていただいて有り難う」 角田名誉教授「ここへ来る前にパチンコをやってきた」 「スナックに 元ラボランチンのママがおり」

 12.25. 弘前市医師会忘年会 医師会館 会費5000円 前田慶子委員長の下若手のアイデイアによる忘年会 料理中国飯店 「奥様方の社会見学のテ−マは何のこと」「全ストがはじめて登場する忘年会」「臨検の声に一時静かになり」「一切を忘れてののど自慢」「ジュ−スのみ、ビ−ルのみ、そばくい競争にある忘年会」「Pumpkin、かすみとはしごする」

 12.28. 仁平ずし(一人前2000円)で御用おさめ

   小山内清子さん退職

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