弓術部と共に

 

 先日NHKのクイズ面白ゼミナ−ルに「りんごと健康」についてのレクチャ−をたのまれたが、その時は30年間かかった仕事を”2分半”にまとめろということだった。

 今回は”400字以内”というのだが、普通部から医学部卒業までのつきあいだから思い出は沢山ありすぎる。

 誰か一人ということになれば大鳥蘭三郎先生のことになる。試合といえば学習院の優勝。そして赤倉での合宿、寒稽古などなど。

 前に”ハヤケ”という私のくせのことを書いたら、そういわれる前に”まきわら千本”でしょうと友人から手紙をもらった。

 学生時代の部の良さは、”横”と”縦”に人間関係を生んでくれ、人生のささえになることにあると思う。

 それがまた”若さを保つための税金”を送りつづけることにもなるのである。

(四矢会誌,12,4,昭和59.4.)

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