カンケイ

 

 言葉、文字、そして意味にこだわって数年、今度の題もカタカナである。

 「カンケイ」という言葉から何を連想するのであろうか。

  ビル・クリントンとモニカ・ルインスキイとの「不適切な関係」であろうか。夜のTVなら「おしゃれかんけい」、津軽なら「ブリッジ」ほど有名ではないが、トランプカ−ド遊びの「四人カン」「五人カン」の「カンケイ」である。 

 私のような疫学者は多要因疾病発生論にもとずく、「多くの要因の関係」あるいは「関連」である。また「リンケ−ジ」、今はやりのコンピュ−タ−でいわれる「リンク」を連想する。

 「リンケ−ジ」は疫学の方では「レコ−ド・リンケ−ジ」といわれ「記録の連結」である。個人、家族または地域の健康情報を結合させる。 「不適切な関係」とは「inappropriate relationship」であったが、疫学辞典では、「relationship」は「association」と同義語として取り扱っている。関係・関連も直接的・間接的原因とあり、疫学はこれらの関連を検討してゆく過程として説明される。

 われわれの頭はたえずこんなカンケイを考える作業をやっているものだと思う。

 コンピュ−タ−はこんな作業に向いている。「リンク」「リンク」で色々な情報をむ結びつけてくれる。

 今まで書いたものがどう結びつくのか。将来の「電子図書館」への納入を考えてちょっと「アフタ−5」に間借して佐々木直亮のホ−ムペ−ジを開設した。

 (http://www.roy.hi-ho.ne.jp/after5/naosuke.html)である。

 私の頭の中の「カンケイ」が分かって戴けることを期待して。

日本医事新報、3898,60−61,1999.1.9)

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