グルジア・日本友好ミニコンサート
まず最初の曲は滝廉太郎の「花」です。
以下が私のご案内のコメントです。私は8年間ほどザルツブルグのヘルベルト・フォン・カラヤンの元で勉強しました。その当時、音楽の中心地はオーストリア、ドイツ、フランス、イタリアであると考えていました。しかし彼等グルジアの音楽家と一緒に演奏する機会があり、その時、それまでの考えが間違っていると気が付きました。
彼等は技術のみならず、音楽性、人間性でも一流の音楽家です。そして私は芸術がけっして10年、20年という単位で完成されるものではないと言うことを知っています。彼等の芸術は100年、1.000年というグルジアの歴史の積み重ねによって育まれたものです。それではここでグルジアの作曲家スルハンヌ・ツィヌツァゼの「愛の歌」をお聞き下さい。
私のグルジアの友人は、いい音楽のための3つの秘訣を教えてくれました。それは「人を愛すること」「国を愛すること」そして「誇りをもつこと」です。それでは最後にモーツァルトのディヴェルティメントから一曲。今日は友好コンサートなので特別、カルテットを指揮させて下さい。

演奏の終了とともに、大統領が挨拶にお見えになりました。

そしてすぐ退出しようとしたその時・・・

「大統領!一緒にお写真撮って頂けませんか???」
(こんなことを言えるのは私しか!いません) 会場が一瞬、静まり返りました・・「よろこんで!!」

そしてうまれた「超おいしいショット!!」がこれです。
この後大統領が「さあ!みんなで撮りましょう!!」

左端が画家のニノ・カルミゼさんのご主人。もちろん中央がシェワちゃんです。

今回は大統領以外にも外相、エネルギー相、厚生相、運輸相、国務次官・・・

めでたく乾杯のビールです。

こうしてグルジア・日本両国の音楽による交流が無事終了しました。
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