第2幕
第1場応接室
次女のカロリーナを諦められないロビンソン伯爵は、もしカロリーナと結婚できれば持参金は半額でよいと宣言する。この申し出を父ジェロニモは受け入れる。未亡人のフィダールマに迫られたパオリーノは、気を失い介抱されているところをカロリーナに見つかる。フィダールマとの関係を誤解されたパオリーノは、カロリーナへの愛のあかしとして駆け落ちを決心する。長女エリザベッタとフィダールマ未亡人は、それぞれの嫉妬からカロリーナを修道院に送ってしまおうとたくらみ、父ジェロニモを説き伏せる。
第2場ジェロニモの居間
夜中、パオリーノがカロリーナの部屋に忍び込んでいる。部屋を見張るエリザベッタは、ロビンソン伯爵とカロリーナの密会と勘違いして一同を呼び大騒ぎとなる。一同がカロリーナの部屋の扉に注目する中、カロリーナとパオリーノが現れ、2人は結婚していることを父ジェロニモに告げ許しを乞う。それを見たロビンソン伯爵は、エリザベッタとの結婚を決意する。ジェロニモは二組の結婚を許し、姉妹の結婚を祝福する。(幕)
もどる
オペラ名曲辞典TOP