【基礎データ】
ソローチンツィの定期市
The Sorochintsy Fair
作曲者:モデスト・ペトローヴィチ・ムソルグスキー
Modest Petrovich Mussorgsky(1839-1881)
台本:作曲者、アルセーニイ・ゴレニーシチェフ=クトゥーゾフ/A.N.Golenishchev-Kutuzovが補足、ロシア語
原作:ニコラーイ・ヴァシーリエヴィチ・ゴーゴリ/Nikolai Vasilievich Gogol(1809-1852)短編集「ディカーニカ近郊夜話/Evenings on a Farm near Dikanka」第1部「ソローチンツィの定期市/The Sorochintsy Fair」
初演:1913年10月21日(新暦)、モスクワ/Moscow,自由劇場/Free Theatre
演奏時間:第1幕31分、第2幕44分、第3幕28分、合計約1時間43分
楽器編成: 3Fl(OPic),2Ob,EH,2VL,2Fg/4Hr,3Tp,3Tb,Tub/Tim,4Perc/Hp,Pf/Str
概説:ムソルグスキーはこの作品を1874年に着手し、未完のまま1881年に死去した。その後ヴォーカルスコアや、オーケストレーションの加えられたスコアが出版され、1911年カラトゥィーギンの校訂により数々の断片がピアノとナレーションで上演された。1913年にムソルグスキーのオリジナルナンバーをリャードフとカラトゥィーギンが改訂し、リームスキイが編曲した『禿山の一夜』を加え、原作の対話でつないだものをオペラとして初演した。未完の作品「ソローチンツィの定期市」は断片を寄せ集め、補足や改訂を繰り返して上演が試みられて来たが、ムソルグスキーのすぐれた音楽は農民喜劇として、人々の喜怒哀楽を生き生きと描き出している。
by MI
最終更新:2009年1月18日
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