エフゲニー・オネーギン
Evgeny Onegin
チャイコフスキー
Peter Ilyich Tchaikovsky/露1840-1893
初演:1879年3月29日モスクワ・マールイ劇場
原作:プーシキン/Alexander Pushkin「エフゲニ・オネーギン」
台本:ロシア語/作曲者とコンスタンチン・シロフスキー/Konstantin Shilovsky
楽器編成
ハープを含む通常の2管編成
時と場所:1820年代。ロシアの農村とペテルブルク
演奏時間:第1幕76分/第2幕40分/第3幕35分/合計約1時間30分
楽器編成:
2Fl,Pic,2Ob,2Cl,2Cl/4Hr,2Tp,3Tb/Timp/Hp/Str
概説:
プーシキンの同名の小説を原作とし、チャイコフスキー自身とシロフスキーが台本を製作。スペードの女王と並び、チャイコフスキーのオペラの代表作。チャイコフスキー自身はこの作品をオペラとは呼ばず、「叙情的情景」と称した。オーケストラの派手さを前面に出すことなく、人物の心理描写、表現に重きを置き、それは華やかなグランドオペラとは一線を画する。チャイコフスキーの持つ優美でどこか陰のある作風とマッチし、正に「叙情的情景」となっている。バレエを得意としたチャイコフスキーらしく、舞踏音楽が多く散りばめられ、ポロネーズやワルツなどは単独で演奏されることも多い。
最終更新:20100611
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