第4幕 ポルティチ、マサニエッロの小屋
暴動は拡大しマサニエッロの力では同士達を統制しきれなくなっていた。アルフォンスとエルヴィールは宮殿を追われ、マサニエッロに助けを求める。それを知ったピエトロはアルフォンスの処刑を要求する。しかし繰り返される殺戮に意味を見いだせなくなっていたマサニエッロはアルフォンスを庇い逃がしてしまう。怒ったピエトロはマサニエッロへの信頼を失って行く。その頃ナポリのスペイン市民代表がマサニエッロのもとを訪れ、ナポリの鍵を託し、統治権を委ねる。マサニエッロはそれを受諾し民衆は歓喜するが、同士達は新たなる暴君の誕生としてマサニエッロ暗殺を決意する。
第5幕へ
オペラ名曲辞典TOP