第3幕第1場 黄金邸と呼ばれるアルヴィーゼの館
妻の不貞に激怒した司法長官のアルヴィーゼは、妻ラウラに自殺を強要する。隣室のカーテンを開けると霊柩台が用意されている。怖れおののくラウラにアルヴィーゼは毒薬の瓶を渡して去っていく。入れ替わり現れたジョコンダは一時的に仮死状態に陥る薬をラウラに与える。意を決したラウラが薬を飲み倒れる。
第2場 隣室の舞踏会
隣の大広間では人々が集い、バレエ「時の踊り」が披露される。踊りが終わるとバルナバがチェーカを連れて入ってくる。弔いの金が鳴りラウラの死が知らされると、仮面を付けて紛れていたエンツオが仮面を捨て、自分からラウラと領地を奪ったアルヴィーゼの過去を暴く。ジョコンダは自分の身と引き換えにエンツオを無事に逃がすようにバルナバに頼む。アルヴィーゼはカーテンを開け、会衆一同が柩に横たわるラウラを目の当たりにして騒然となる。憎しみに燃えるエンツオが短剣をかざしアルヴィーゼに飛びかかるが、取り押さえられてしまう。人々が混乱の中、バルナバはチェーカを連れ去る。
第4幕へ
RETURN
オペラ名曲辞典TOP