シャルル・ルイ・アンブロワーズ・トマ
Thomas, Charles Louis Ambroise
仏 1811 - 1896
作曲家。父は音楽教師。
1828年パリ音楽院入学、カルクブレンナーにピアノ、ドゥルランに和声、バルブローに対位法、ル・シュウールに作曲を師事。
1829年、ピアノで一等。1832年にカンタータ「エルマンとケティ Hermann et Ketty」でローマ大賞を受賞。
ローマ滞在の後、1836年にパリへ戻り、ヴォードヴィル劇場でヴァイオリニストを務める。
1837年、オペラ作曲家としてデビュー、当初はあまり認められなかったが、1849年の「地方行政官 Le caid」以降しだいに有名になる。
1851年に芸術アカデミー会員。
1852年、パリ音楽院の教授。
オペラ「ミニョン」と「ハムレット」によりフランス以外でも名声を獲得。とくに「ミニョン」は、パリのオペラ・コミック座だけで28年間に1000回上演された。
1871〜96年、パリ音楽院院長。
権威主義的性格で、自身と異なる大胆さをもつフランク、ビゼー、フォーレらの作風を認めず、反感を買うこととなった。
代表作品:
◆オペラ
ヴェネツィアの謝肉祭 Le carnaval de Venise(1857)
ミニョン Mignon(1866)
ハムレット Hamlet(1868)
フランチェスカ・ダ・リミニ Francoise de Rimini(1882)
◆バレエ
ジプシー La gypsy(1839)
嵐 La tempete(1869)
作品:管弦楽曲DB
作品:オペラ名曲辞典
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