日本橋オペラ代表
福田祥子
日本橋オペラは、2013年から中央区社会教育団体である日本橋オペラ研究会(非営利団体)として活動しています。2015年楽劇「トリスタンとイゾルデ」、2016年歌劇「トスカ」と上演した他、2017年は海外から共演者を招聘してのオペラコンサートを、いずれも日本橋劇場(日本橋公会堂4F)で開催しました。2018年は江戸が舞台のイタリアオペラ、マスカーニの歌劇「イリス」を上演しました。2019年は政府の「明治150年」関連イベントとして、歌劇「蝶々夫人」を上演しました。これは明治生まれで、日本橋出身の川上貞奴と銀座出身の三浦環に光を当て、彼女らの活躍が「蝶々夫人」を含むヨーロッパ文化に大きく貢献したことを再評価する公演でした。
 2020年5月に予定しておりました、日本橋オペラ2020歌劇「お菊さん」日本初演は、新型コロナウイルスの影響で、2021年5月29日/30日に延期となりましたが、無事に上演が叶いました。この公演は「音楽の友」などでも報道され、『日本のオペラ史に残る貴重な公演』と高い評価を頂きました。またこの公演に先立ち、東京都「アートにエールを!(ステージ型)と、文化庁「文化芸術の継続支援事業」にそれぞれ採択され、歌劇「お菊さん」の動画を発表しています。
なお、これまでの公演のために室内オーケストラに編曲された楽譜や校正されたボーカルスコアは、IMSLP(国際楽譜ライブラリープロジェクト)に提供され、無料で世界の音楽家に使用して頂いています。2020年新型コロナウイルスの影響で大規模なオーケストラの上演ができなかった、ドイツ・ハノーファー国立歌劇場で、この楽譜を使って「トリスタンとイゾルデ」が4回上演され絶賛されました。日本橋オペラの活動は世界の音楽界に貢献しています。

福田祥子 (Shoko Fukuda) ドラマティックソプラノ/日本橋オペラ研究会会長
大阪音楽大学ピアノ科卒業。大阪芸術大学大学院声楽専攻修了。第6回大阪国際音楽コンクール第2位。東京二期会オペラ研修所本科首席修了、優秀賞受賞。これまで、ワルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏、トリスタンとイゾルデ、さまよえるオランダ人、タンホイザー、蝶々夫人、椿姫、ドン・カルロ、トゥーランドット、トスカ、イリス、オネーギン、パリアッチ等に主役級の配役で出演。『圧倒的にして鮮烈な歌声と存在感。生まれながらのブリュンヒルデ』『日本にも真に世界にも通用する本格的なオペラ歌手誕生か』(音楽現代他)と批評を受けている。ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場で研修を受け、近年はスタラ・ザゴラ国立歌劇場(ブルガリア)、コシチェ国立歌劇場(スロバキア)などで、蝶々夫人、トスカの主役として度々出演、絶賛されている。また日本各地をはじめ、オーストリア、ドイツ、チェコ、トルコ、イスラエル、フィリピンなどで、リサイタルやオーケストラとの共演を行なっている。東京二期会、関西二期会各会員。

佐々木 修 (Osamu Sasaki)/日本橋オペラ常任指揮者
青森県弘前市出身。武蔵野音楽大学卒業。オーストリア政府奨学生。モーツァルテウム音楽大学指揮科最優秀卒業。カラヤン、チェリビダッケなどの巨匠に師事。モーツァルテウム音楽大学オーケストラ常任指揮者をつとめる。1979年カラヤン国際指揮者コンクール入賞。1982年東洋人として初めて、ザルツブルク国際モーツァルト週間で指揮「心から自然でしなやか、新鮮なモーツァルト指揮者」(オペラ・コンツェルト誌)と評を受け、国際モーツァルテウム財団よりパウムガルトナーメダルを授与される。1984年ベルリン・ドイツ響を指揮してリアス放送新人演奏会に出演。帰国後、日本各地のオーケストラ、合唱を指揮。またNHK-FMシンフォニーコンサートのパーソナリティー、「タモリの音楽は世界だ!」などの音楽番組制作、あるいはYouTuberとして映像制作、CD制作、モバイルコンテンツ「ルナルナ」の創設、AI特許の分野など、マルチなタレントで活躍。近年はワーグナー指揮者として「ニーベルングの指環」全曲、「トリスタンとイゾルデ」と連続して指揮をして注目されている。(株)マエストロ代表取締役