近ごろのひとりごと

 

 チリ−沖に地震があって、日本列島北から南へ「TSUNAMI」警報が出されたというニュ−スが流れた。地球の裏側の地震に十何時間あとに予想される出来事への警報である。

 この10月1日からわが国で「緊急地震警報」が出されることになると盛んにPRされれている。地震の発生源からの振動の伝わり方が、直下型でない、横に振動が伝わってゆく場合、前に「プレ」」といわれる小さい揺れが先に伝わって、その後に「本揺れ」の振動がくるという。その間の「数秒」を「予報」に利用しようと考えているらしい。

 予告の番組をTVでみたりラジオで聞いたりすると、ちょっとなっとくのいかないことがあることを書いて置こうと思った。

 特別の音が発せられる。それはよい。いずれその音は「緊急地震警報」を知らせる音と一般に認識されるようになるだろう。

 その次ぎにつづく「情報」が問題だと思うのである。それは「どこ?」か「自分のいる場所とどう関係しているかどうか?」ということではないだろうか。自分では「弘前?青森?」である。それが予告ではその場所が耳に入るるまで、図面にでるまで「数秒」あることである。この数秒は「心構えの準備期間」としておしいと思うのだがいかがであろか。ひとりごとである。

 

「ネブタが終わると秋風がふく」というのがいつものことであるが、今年は異常である。

 昨日(16日)まで酷暑。熱帯夜であった。日本での最高気温が長らく山形であったが、今年は40度をこすところが昨日まで4カ所もあって、岐阜と埼玉で40.9度を記録したという。

 いつ「熱中症」になってもおかしくない日を送ってきたが、どうにか弘前では今日(17日)は峠をこした感じである。私は電話には出ないので聞いていないのだけれど「おやじ生きてますか!」「エヤコンを使いなさいよ!」とあったとか。

 老人になると「にぶくなるんだから」とは思うものの、室温をながめつつ、できるだけ「自然」を心がけ、「水」はかかさず、チェックして、どうにかもちこたえた。

 

 私のHPをみての質問につぎのようなのがあったことを書きとめておこうと思う。

Subject: 熱中症予防にスポーツドリンク(塩水)が最適でしょうか?

突然のメールで失礼致します、愛知県のSと申します。

件名の内容に付いてインターネットで調べていた所、

佐々木直亮さんの記事(塩分は一日にどのくらいとればよいか)に出会いました。

テレビでは専門家の話として、”熱中症予防には少量の塩分を含んだ水(スポーツドリンク)でなければいけない”と言っていますが。今一納得出来ません。

現在の日本人は以前に比べれば塩分摂取量はかなり減っているようですが、それでも必要量から比べるとかなり多いと思います。(実は、必要量がどの程度か知らないのですが)

とすれば、塩分なしの水で十分と思うのですが?

(熱中症を発症して水分補給を急がなければいけない場合は、浸透圧の関係で生理食塩水が最適と思いますが、予防で飲む水に塩分は不必要でなないかと思っています)

もしご都合が宜しければ、ご返事下さい。

 

すぐ返信した(佐々木直亮)

 答えは容易でありません

 ひとそれぞれだからです

 年とって実感しています

 自分では日頃から「低塩」をこころがけていますが

 

書けばいくらでも書くことはあるが、これで答えになったのであろか。

昔日本医事新報の質疑応答欄に書いたことを思い出しながら返信した。(20070820)

もとへもどる