今年ももうおわりですね(オタク老人のひとりごと42)

 

 もう暦もおわりちかく感じる頃になった。85歳をよく乗り切ってきたものだと思う。多くの方々を先に送ったことを思うととくにその思いが強い。

 今年一年「オタク老人のひとりごと」を書いて42になった。42とは切りがわるいがこの辺で筆をおろしたらという考えが頭をかすめるが、この一年を顧みて話題になったことを書き留めておこうと思う。

1)1,2,3,4! 信じられない! は今年の流行語大賞に選ばれるに違いない。

2)アメリカの人口が3億人を越えたという。戦後アメリカの人口問題を考えたとき、白人と黒人の出生率をみて、いずれはアメリカも黒くなるのではないかと思ったことがあった。ワシントンへ行ったとき黒人の子ども達が元気なのをみて変化がおこっていると思ったことがあったが、今やヒスパニック(Hispanics:メキシコなどの中南米のスペイン語圏諸国からアメリカ合衆国に渡ってきた移民とその子孫をいう)の移民が問題となっている。昔奴隷今移民が問題と思われる。

3)北問題は分からない。相手の情報が全く分からないからである。いつかみた夜の衛星写真で北は南と違って真っ暗であったことの印象が重なる。

4)核問題をどう考えるか、意見の別れるところであるとの印象である。私は物理学者ではないので分からないが、かつて湯川秀樹博士やアインシュタイン博士らが将来を思い平和運動を始めたことを思うだけである。日本はアメリカの核の傘のもとで、60年間平和の恩恵をうけ、日本人は豊かになったと思うのだけれど、「核を作らず、持たず」は賛成である。近くに核をもつ国があるから、自分も持つべきだとは考えない。予防をどうするか考えるべきだと思う。その方法を検討すべきだと思う。むしろ今核をもつ国が何故核をもつのかの理論を知りたいと思う。

5)HP(ホ−ムペ−ジ)の将来はどうなるのかと思う。

 新聞が発行されて100余年経過した。今や新聞は(広告)の媒体になった。それで経営が成り立っているかにみえる。「社説」は誰の意見か分からない。執筆者を明記すべきである。それによって責任の所在がはっきりする。それでこそ「基本的人権のうちの表現の自由」であると思う。日本はそれがゆるされている国であると思う。

 IT革命によって新しい時代を迎えた気がする。HPは個人のもので、今までの印刷物と同様に考えるようになるのではないかと思う。そんな気持ちがあって、過日私のHPについての考え方を管理者あて送付したことを付記しておこうと思う。

 

                平成18年11月

 

弘前大学医学部医学科広報委員会殿

 

継続申請なきあとのHP(ホ−ムペ−ジ)の取り扱いについてのお願い

 

私はID(sasakin)で利用申請している弘前大学名誉教授佐々木直亮です

私のHPを医学部の「www.med.hirosaki-u.ac.jp}の下の「public.html」に

「~sasakin/naosuke.html」(約50MB)の掲載をお願いしている者ですが

継続申請ができなくなった場合のHPの取り扱いについて検討して戴きたくご連絡する次第です

 

私の希望としては当分の間そのまま消去することなく現状のまま利用できるようになるようにお願いしたいと考えております

その理由とてはHPを印刷物の図書のように考えて戴きたいと思うからであります

以前国会図書館でも「いわゆる電子出版物」について検討されているとの記憶がありますが

私の電子出版物を国会図書館に納入また弘前大図書館へ寄贈する図書と同様に考えて戴きたいと考えるからであります

すでに「フリ−百科事典(Wikipedia)」の佐々木直亮の項の「弘前大学の人物一覧」また「佐々木直亮の公式ホ−ムぺ−ジ」に登録されておりまた学術論文などに私のHPを引用される方がでてきたことまた多くの検索ファイルに出てくるので以上のように考えるからであります

 

弘前大学名誉教授 佐々木直亮

 

尚この書面のコピ−を下記関係各位に送付したことを申しそえます

弘前大学 center-staff@cc.hirosaki-u.ac.jp

弘前大学医学部中路重之教授

弘前学院大学三上聖治教授

子供 佐々木章・修・繁

 

6)今年はこれでおわりたいと思う。遺言状はまだ書いていないが、私が生きている限り年金がくるが、死後の手続きはどうしたらよいかは書き残してある。

来年はまた来年の風が吹くことであろうと思う。(20061201)

もとへもどる