黒海 太、本名ツァグリア・レヴァンさんは、2001年2月大相撲の追手風部屋に入門、同年五月場所に初土俵を踏みます。
※メモ:日本相撲協会の公式資料では黒海さんの本名が「トゥサグリア・メラフ・レヴァン」となっていますが、名字の「Tsaguria」はツァグリアと発音します。また「メラフ」はロシア式の表示で父親の名前を挟む習慣ですが、ロシアから独立した現在は一般的ではありません。また発音も「Merab=メラヴ」です。
黒海さんの大相撲界での二つの大きな壁は、まず第一に現在の日本人の入門者でさえ困難な大相撲の環境への適応でした。ちゃんこに代表される食生活、日本語と露日辞典しかない究極のコミュニケーションの壁、また先輩関取の付き人として洗濯や掃除まで他の弟子と同様にこなしました。
しかし親方の熱心な指導、おかみさんの優しい心遣い、信頼のおける部屋の仲間、そしてもちろん本人の大変な努力により見事にこの封建的な相撲界にとけ込むことが出来ました。
一方相撲の壁は「立ち合い」でした。これはレスリングなどの格闘技での引き技が、相撲にはマイナスとなります。また黒海さんの足の長い体型は、常に腰高・・と指摘され、これも大きな課題でした。
しかし黒海さんのパワーは入門時で既に幕下クラスと折り紙をつけられ、順調に出世道を歩んでいます。
平成13年11月場所序二段優勝
平成14年一月場所三段目優勝
平成15年一月場所幕下優勝
左から十両・朝赤龍、幕下・黒海、三段目・時天空、序二段・闘鵬、序ノ口・琴欧州
平成15年3月26日十両昇進決定。追手風親方と
2003年3月場所、幕下西筆頭で入門から2年、歴代8位のスピード出世で、2003年夏場所(五月)には十両への昇進が決定しました。
また相撲の出世とともに日本語の上達も目覚ましく、日常会話は完璧にマスターしています。
機会があったら「インターネットで見ています!グルジアがんばれ!!と話しかけてください。」
2003年11月場所。十両西二枚目で見事十両優勝。2004年1月場所初入幕。