外国出身力士が土俵席巻


表彰状を手にする各段優勝力士。(左から)十両・モンゴルの朝赤龍、幕下・グルジアの黒海、三段目・モンゴルの時天空、序二段・兵庫県の闘鵬、序ノ口・ブルガリアの琴欧州=両国国技館

 大関朝青龍に続けとばかりに、土俵を外国出身力士が席巻した。大相撲初場所は26日、東京・両国国技館で千秋楽を行い、幕内から序ノ口までの全六段のうち、史上初めて五段を外国勢が制した。

 13日目に序ノ口でブルガリア出身の琴欧州(佐渡ケ嶽部屋)、序二段では兵庫県出身の闘鵬(大鵬部屋)の優勝が決定。25日の14日目には、幕内でモンゴル出身の大関朝青龍が2場所連続の賜杯を手中にした。

 千秋楽は三つの段で優勝決定戦が行われ、まず三段目でモンゴル出身の時天空(時津風部屋)が同部屋対決で勝利。6勝1敗で7人が並んだ幕下は、グルジア出身の黒海(追手風部屋)が勝ち抜いた。

 十両では朝青龍の弟弟子で、留学した高知・明徳義塾高の後輩でもある朝赤龍が制した。史上初だった先場所に続き、幕内と十両を外国勢が制した。朝赤龍は「後輩も頑張ってるので、自分も」と胸を張った。

 外国勢は体格や身体能力だけでなく、ハングリー精神が強いのが特徴。この勢いはしばらく続きそうだ。九重親方(元横綱千代の富士)は「外国から、よりすぐられた逸材が入門してきた結果。そうはいっても、日本人ももっと頑張ってもらわないと」と注文。ハワイ出身の元横綱、ェ親方は「国籍は違っても、みんな同じ相撲協会の力士。お互いに頑張り合っていくことが大事」と話した。

(順に戦績、所属部屋、出身)
【幕 内】朝青龍 2度目   
 14勝1敗 高砂 モンゴル
【十 両】朝赤龍 初優勝   
 11勝4敗 高砂 モンゴル
【幕 下】黒海        
 6勝1敗 追手風 グルジア

【三段目】時天空       
 7戦全勝 時津風 モンゴル
【序二段】闘鵬        
 7戦全勝 大鵬 兵庫
【序ノ口】琴欧州       
 7戦全勝 佐渡嶽 ブルガリア


もどる