■SANSPO大相撲
外国出身力士定員到達で、当分“鎖国”
日本相撲協会が外国出身力士の入門を凍結することが8日、明らかになった。この日、行われた夏場所(13日初日、両国国技館)の新弟子検査で、韓国、フィリピン出身者が体格テストをパスし、外国出身力士が40人に到達。師匠会の“内規”とされている定員を突破したため。当面“定員割れ”になるまで入門は禁止される。
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相撲界が再び外国出身の入門希望者に門戸を閉ざす。当面は、新弟子検査の受検が不可能となり、入門が凍結される。
この日、東京・両国国技館で行われた夏場所の新弟子検査。韓国、フィリピン、グルジア出身の3人が受検し、体格テスト(1メートル73、75キロ)をパス、事実上の合格が決まった。これで日本相撲協会に所属する外国出身力士は計40人(帰化した者は除く)に到達した。
今回の凍結は平成10年の理事会の申し合わせによるもの。当時約6年ぶりに入門を解禁したが、同時に(1)外国出身力士は協会全体で40人まで、1部屋当たり2人までとする(2)相撲教習所での授業が理解できる程度の語学力がつくまで各部屋での研修期間を置く−の特別ルールを設けていた。
旭鷲山、朝青竜らの活躍でモンゴルからの入門希望者が殺到。複数の部屋では、すでに“見習い”として、新弟子検査受検を目指してけいこを続けている。
しかし、相撲界に導入された“セーフガード”で、外国出身力士が引退するなどの“定員割れ”が生じるか、日本国籍を取得しない限り、今後は1人も入門できない。
★グルジアからも初
16カ国目の外国籍力士となるグルジア出身のトゥサグリア・メラフ・レヴァン(20)=追手風部屋=が、新弟子第1検査を受検。1メートル88、146キロで体格検査を通過した。6歳からレスリングを始め、高校はエリートの集まるスポーツアカデミー。2年前の欧州選手権でフリースタイル130キロを制し、「プロでやるなら、相撲をやりたい」と来日した。「目標は横綱」。大きな夢を目指して、「黒海」のしこ名で初土俵を踏む。〔写真:新弟子検査を受けるグルジア出身のレヴァン〕